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上司と部下


先日、朝のテレビで
最近の上司は部下に叱ることができない
というテーマで取材していました。

※最近、羽鳥さんが辞めて
名前も中身も全く
変わってしまい、とても残念な番組です。
前の方が良かったのになあ・・・

そこで、インタビューしてみると
上司の方の言い分は

最近の若者は打たれ弱い
逆切れされそう、やめちゃいそう。

だから怒らない、いや
怒れないそうです。

それに対して部下の方に
インタビューしてみると
叱られるとそれだけ期待されている気がするとか
嬉しい、なんて言ってるんです。

上司の怒り方教室みたいなものも
有るようです。うーん・・・変なの。


上司が部下を叱るのは
もちろん、部下に良くなってもらいたいからのはずです。


しかし、本当に良くなってもらいたくて
怒る人って以外と少ないですよね。


昔から僕の周りにいる上司が
部下を叱るときっていうのは
部下に良くなってもらいたいからではなく

部下が失敗をしたり、反論されて
頭に来たから・・・

としか、見えない。


最悪です。
昔はそういう人が許せなかったです。
今はちがいますけど。

優れた先輩であり上司は
みな穏やかです。めったなことじゃ怒りませんよね。

普通の人は尊敬する上司に対しては
付いていこう、言われたことを
一生懸命やろう、なんとか、役に立ちたい
そんな風に考えて行動しますし

それに対して尊敬される上司は
そんな一生懸命な部下に対し
その場の感情で物をいったり
しないはずです。

そこには、上司と部下の「信頼関係」が
ばっちりできている。

身も蓋もないかもしれませんが
「怒る」とか「怒れない」とかその辺に焦点を当てること自体
本質から外れているように思います。

筋が通っていれば、上司も部下もなく怒ればいい
それで人間関係がうまくいかないようであれば、その人は
信頼関係が全ての世の中で生きていくのは無理なのでは?


いまのこの、厳しいご時世に
会社は他人と信頼関係を築けない人を雇っている余裕は
ないですよね。特にこんな時代では。

怒りっぽかったり
すぐに沸騰して周囲の空気を悪くする人は
基本的に周りの人と信頼関係を築こうという意識が
ない人です。

そういう人がいなくなって

最初から組織を良くしようなんて
全く考えないで、必要最小限の責任だけ
果たそうとしている人。

こんな感じの上司が増えちゃったんでしょうかね。


部下を怒れないのは
部下と信頼関係ができていないから
部下に好かれていないだけ。

だから、伝えたいことが伝わらない。

伝えようとしてもいいずらい。

伝わらないから部下に嫌われ
部下に嫌われた上司は、自分を嫌いな部下のことが
嫌いで、何を言っても聞いてもらえなかったり
ちゃんと育ててやろうなんて思わないから
怒る気が起きない。怒れない。

もっとも、嫌いな上司に怒られても
言うことを聞く人はいないと思いますが・・・

負のスパイラルですね。

最近の若者はって・・・言う、おっさんやおばさんがいますが
そう言っている人こそ、問題がある。

最近の上司(おっさんやおばさん)は・・・・ってところから
はじめた方が、いろんな意味で組織の改善につながるような気がします。

それと、余談ですが

怒らない技術は必要かもしれませんが

怒る技術はいらないと思うんですよね。
怒る必要ないですもんね。

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