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悪魔に魂を売ると

世の中には
北海道のミートホープ社を知らない人はいないだろう。
妻によると我が家でも
ミートホープ社製のコロッケ、食べていたらしい・・・

この会社は保険金詐欺もやっていたようだ。

某大手食品会社の子会社が販売していた冷凍のカレーに対し
肉がくさいというクレームがあった。

このカレーの肉はミートホープ社のもの。
カレーの販社はミートホープ社に500万円以上の損害賠償を請求した。

食品製造会社はまず食中毒対応などのために、
PL保険に加入している。PL保険とは生産物賠償責任保険のこと。

自社が作ったもの、販売したものが原因で第三者に損害を与えてしまったとき
その損害に対して保険金が支払われるという保険だ。

ミートホープ社は当然のごとくこの保険に加入していた。
そして保険金300万円以上が賠償先の食品会社に支払われた。

肉がくさいカレーなんて持っていてもしょうがないから
当然、ミートホープ社に返品された。

そして、なんと返品された、カレーは、ホープ社関連の飲食店で販売されたそうだ。
消費者はたまったものではない。ありえない。

他にも、こうしたケースはあった。
保険金を受け取り回収した商品を
転売していたのは一回や二回ではないらしいのだ。

ここまでくると、何をやっても驚かない。
悪事なら任せとけと言わんばかりだ。本人は悪事なんて思っていないのだろう。
金をもうけるためには犠牲はしょうがないといわんばかりだ。

世の中には信じられないことを
平気でできる人が存在することが、また明らかになった。

ここの会社にはきれいごとは通じない。
経営陣は、愛なんて言葉は聞いたことも見た事もないのだろうか。
お客さんに最高の商品を販売し、お客さんの生活を豊かにしたい
そんなこだわりと、お客さんの笑顔から得られる喜びとは無縁で
とにかくお金をもうけることでしか喜びを感じられないだろうか。

本当はもっとまともな気持ちで商売を始めたのかもしれない。
しかし、どこかで狂ってしまったのかもしれない。

最初からおかしかったのか、われわれには知る由も無いが

ひとつだけいえることは、
保険会社にしろ、雪印にしろ、不二家にしろ
三菱にしろ、会社の利益だけを追い求めるような企業は
早かれ遅かれ、社会的制裁をうける。

これらのように、人を人と思わない
悪魔に魂を売るような商売は
絶対に長続きしない。

今回もミーとホープ社は
それを身をもって示してくれた。
(前からわかっていたが・・・)

お客さんの笑顔を見るためだけに
お客さんの役に立つためだけに
仕事を続けていくことが
すなわち、発展につながることを再認識できる
事件だと思った。


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